元検事(ヤメ検)は刑事事件に強いか?

このページでは、元検事(ヤメ検)は刑事事件に強いのかどうかを考えてみたいと思います。

ヤメ検とは、検事を辞めて弁護士になった元検事の弁護士の方を言います。
検事だったのですから、普通の弁護士よりは刑事事件に多く関わってきているのは確かです。
そのため元検事の弁護士は刑事事件に強いというイメージを持たれています。

確かに普通の弁護士に比べれば、刑事事件の経験は豊富だといえます。
しかし本当に元検事の弁護士は刑事事件に強い弁護士といえるのでしょうか?

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刑事事件弁護士

示談交渉が出来るかどうかがポイント

検事は、加害者の勾留請求をするか、釈放するか、または起訴するかなどの業務をしていたわけで、刑事事件の被害者との示談交渉の経験はないのです。
ですから、検事を3年やった方と普通に弁護士を3年やった方では、示談交渉の数は、普通の弁護士の方が多いです。

トップページにも書きましたが、痴漢、傷害、盗撮といった一般的な刑事事件は、被害者との示談交渉を成立させることが重要な役割となります。

ですから、そうした点を考えれば、元検事であっても示談交渉能力が弱い方は、刑事事件に強いとは、言えないでしょう。
このサイトが対象とする刑事事件は、痴漢、傷害、盗撮、薬物事件といった一般的な刑事事件ですので、 元検事かどうかはそれほど気にする必要は無いと思います。
むしろ刑事事件のキャリアと示談交渉力が高いかどうかが問題だと思います。

刑事事件のほとんどは自白しており、その刑事弁護の活動は、情状弁護が中心となります。
無罪を主張している冤罪などを除き、 一般の刑事事件なら、刑事事件に強い弁護士とは、被疑者・被告人に罪の重さをわからせ反省させ、示談交渉・情状弁護が上手な弁護士となります。

非を認め、深く反省し、被害者との示談を成立させ、更正の機会をいただく、というような展開で、寛大な処置をお願いするということです。
ですから、ごく一般的な刑事事件なら、元検事という点が重要なのではなく、その弁護士が示談交渉能力があるのかどうかによると思います。

ではどんな弁護士がいいか

罪を認めている事件、自白しているなら、何度も言っていますが情状弁護になります。
ですから、どうして犯罪をしてしまったのか、 その背景には何があったのか、被疑者・被告人に反省を促す、 など、きちんと打ち合わせしてくれる弁護士、
示談交渉に積極的に動いてくれる弁護士
などが良い弁護士になります。

逆に、接見にも行ってくれない、家族との打ち合わせもしない、 私に任せなさいの一点張りで、コミュニケーションが取れない弁護士は敬遠した方がよいでしょう。

弁護士の人柄を理解するには、直接弁護士に相談し、合ってみるのがよいです。
合って相談してみて、この弁護士でよさそうだな、と思ったらその弁護士に委任してもよいかと思いますが、 少し迷うようであれば、他の法律事務所にも相談してみるとよいでしょう。

刑事事件は時間との勝負のところもありますので、 コミュニケーションがスムーズに取れる弁護士を選んだほうが良いです。

刑事事件の場合、初回相談は無料の弁護士が多くいますので、 何人かの弁護士に相談するつもりで、 最初の弁護士に委任すると決め付けないで相談してみてください。

短時間にいくつかの法律事務所を訪れ、何人かの弁護士と面談すると、どの弁護士が自分にあっているかわかります。
慎重に弁護士を選んでください。

テレビで見たとか、立派なビルに入っている事務所だとか、何人も弁護士を抱えている大きな事務所だとかは関係ありません。
弁護士の人柄ときちんと対応してくれるか、示談交渉をスピーディーに行ってくれるかなどが重要なのです。
しっかり落ち着いて、よい弁護士を選んでください。

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